タコ・ウオノメ

タコ・ウオノメ|兵庫県豊岡市にある皮膚科と歯科 - 大井医院【公式】

タコ・ウオノメ

タコ・ウオノメについて

タコ・ウオノメについて

タコ・ウオノメは、圧迫や摩擦刺激に対する皮膚の防御反応です。特定の部分に圧力がかかり、皮膚が刺激されると角質が厚く硬くなります。サイズの合わない靴を履いたりすることでなることが多いです。

1.タコ(胼胝)
タコは、足の裏の突出しているところなどに多く見られます。患部の中心に“芯”はなく全体的に皮膚が厚くなり、痛みのないことが多いです。
2.ウオノメ(鶏眼)
ウオノメは、足の裏の突出したところや指のふち、指の間などに多く見られます。患部の中心に“芯”ができ、圧迫されると強い痛みを伴います。

種類と原因

種類と原因

足の形に合わない靴や底の硬い靴を履いたり、足の一部だけが圧迫されるような歩き方の習慣により、一定の部位に繰り返し刺激や加重が加わることによってできます。成人になるにつれて足の形がだんだん変形し、脂肪組織が薄くなるためクッションの役割を果たすはずの足底に刺激が加わることでなります。

また、脳卒中後の麻痺や、慢性関節リウマチなどの疾患を患っている方は、足が変形し一定の部位に体重がかかりやすくなります。末梢神経障害のある糖尿病の方は、重症化しやすいため注意が必要です。立ち仕事が多い職業についている方や、つま先の細いハイヒールを履く方や、偏平足の方にも出来やすくなります。

タコ・ウオノメが出来やすい部位

1.つまさきの場合
  • 小指の付け根付近:ハイヒールなどによる圧迫や先端の細い靴を履く方
  • 指の関節:サイズが小さい靴での圧迫やサイズが大きい靴で抜けないよう踏ん張ると出来やすい
  • 指と指の間:先端の細い靴やサイズの合わない靴を履く方
2.足うら周辺の場合
  • 小指の付け根付近:靴のかかと外側が減るような歩き方やO脚・がに股・外反母趾の方
  • 中指の付け根付近:かかとの高い靴(ヒールダコ)を履く方
  • 親指の付け根付近:かかとの高い靴(ヒールダコ)を履く方
  • 親指の側面付近:歩行時に親指側へ重心を置く傾向の方やO脚・がに股・外反母趾の方
3.かかとの場合
  • かかと周辺:サイズの合わない靴を履く方や乾燥

その他、手にできる「ペンだこ」など職業や生活習慣などによって、体のあちこちにできます。

タコ・ウオノメの治療方法

1.外用療法
硬くなった皮膚を外用剤や貼付剤でふやかす方法です。
2.メスやカミソリによる切除
タコもウオノメも硬くなっている部分をメスやカミソリで削ります。ウオノメは、痛みのもとになっている“芯”を取り除くことが一番有効です。患部に直接メスを入れて切開し、芯の部分を除去していきます。

よくある質問

治りますか?
タコは特定の場所の皮膚への慢性刺激によって生じているため、悪化している原因を見つけて可能な限り除去することが大切です。癖や骨の変形によるものも多く完全になくなることは難しいです。ウオノメは芯が取れれば消失するので、治ることが多いです。
市販薬を使ってもいいですか?
使用することがダメなわけではありませんが、診断が違った場合、悪化することがあります。まず受診し診断を受けてから、市販薬を使用するのであれば、いいと思います。
pagetop