かゆみ

かゆみ|兵庫県豊岡市にある皮膚科と歯科 - 大井医院【公式】

かゆみ

かゆみについて

かゆみについて

かゆみは日常生活の中でよくある症状の一つです。その原因は皮膚の病気や体の病気、精神的な病気、内服薬の副作用などさまざまです。部分的に起こる場合もあれば全身に起こる場合もあります。

かゆみが強いと掻きむしってしまうことが多く、掻くと一時的にかゆみは治まりますが、皮膚の状態が悪化し、かゆみが強くなってしまうこともあります。病気が原因になっていることも多いことから、原因の特定はもちろんのこと、皮膚状態の悪化を防ぐためにも早めの受診、治療が勧められます。

保湿の大切さ

保湿の大切さ

かゆみは刺激を受けやすい部分に起こります。かゆみの原因の一つに乾燥があります。間違ったスキンケアや、年齢とともに皮脂分泌が低下することにより、バリア機能が低下します。バリア機能が低下するため、あらゆる刺激に弱くなることでかゆみが起こりやすくなってしまいます。特に洗顔、手洗い、入浴後には保湿を心がけ、健やかな肌作りを目指しましょう。

かゆみを生じる疾患の種類

かゆみを生じる疾患の種類
1.皮脂欠乏性湿疹
乾燥による湿疹です。
2.アトピー性皮膚
かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったりを慢性的に繰り返す皮膚疾患です。皮膚のバリア機能(外の刺激から肌を守る機能)の低下や免疫調節機能障害などによって引き起こされます。バリア機能の改善のためには保湿がとても重要です。
3.接触皮膚炎
原因となる刺激物質やアレルギーの原因に触れたことによって起こる炎症です。
4.脂漏性皮膚炎
頭や顔などの皮脂の分泌が活発な部分にできることが多いです。フケやぶつぶつができますが、かゆみは軽度なことが多いです。
5.じんましん
皮膚の一部が赤く盛り上がり、強いかゆみを伴います。しばらくすると消えて、また新しいところに出てくる状態です。多くは睡眠不足や疲労、ストレスが誘因になると考えられていますが、食べものによるもの、薬剤によるもの、擦れたことなどによるもの、汗によるものなどが原因として挙げられます。
6.異汗性湿疹
手のひら、指の間、足の裏に小さな水ぶくれができる病気です。季節の変わり目に多く見られます。かゆみを伴うこともあります。
7.白癬
皮膚糸状菌というカビによって起こります。皮膚や爪に含まれるケラチンというタンパク質を栄養源にしています。日本では5人に1人が足白癬(水虫)があると言われ、10人に1人が爪白癬があると言われています。かゆみを自覚するのは10%程度なので、自覚症状がない方の方が多い病気です。治療されていない方の方が多い病気なので、知らず知らずのうちに感染している場合が多いです。

治療方法

治療方法

保湿剤、抗炎症作用のあるステロイド外用剤、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服などで治療を行います。肝機能障害や腎機能障害、糖尿病などの慢性疾患によるかゆみはその病気の治療が基本です。原因疾患の改善が得られない場合は、治療の効果が不十分なことも多いです。内服薬やアレルギーが原因によるかゆみは、原因となる薬、接触を避ける、食品の摂取を中止することで改善します。

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