ほくろ・できもの

ほくろ・できもの|兵庫県豊岡市にある皮膚科と歯科 - 大井医院【公式】

ほくろ・できもの

ほくろ・できものについて

ほくろ・できものについて

ほくろとは

ほくろは、正式には母斑細胞性母斑、色素性母斑と言います。生まれた時にはなく、成長してから出てきた後天性のほくろがほとんどです。良性か悪性かを判断するために、ダーモスコピーを用いて検査したり、一部をとって検査に出すこともあります。悪性黒色腫や基底細胞癌などとの鑑別がとても大切です。

できものとは

皮膚にできたできものは皮膚腫瘍といいます。良性のものから悪性のものまで様々な腫瘍があります。

種類(できもの)

1.粉瘤(アテローム)
最も多い良性腫瘍です。表皮が袋状に皮下で入り込み、内部に皮脂や角質がたまることで大きくなります。押すと穴から臭くて白い粥状物が出てきます。炎症を起こすと腫れて痛みを伴います。その場合は皮膚を少し切り、中の膿を出します。
2.脂肪腫
皮下に柔らかいしこりとして触れます。脂肪組織の増殖です。
3.軟性線維腫
(アクロコルドン、スキンタッグ)
首や腋窩に多発するできものです。中年以降の女性に多く、皮膚にぶつぶつ、ざらざらしたものができます。
4.血管拡張性肉芽腫
赤い肉がイボの様にもりあがる皮膚腫瘍です。出血しやすい特徴があります。
5.静脈瘤
青い皮下の柔らかい腫瘤です。静脈の拡張した腫瘤です。

治療方法

症状に合わせて相談しながら下記の治療を選択して治療を行っていきます。

1.切除
ほくろや、できものをメスで切除し縫合します。1本の細い線として傷が残ります。また悪性腫瘍の疑いがある場合にも行います。
2.液体窒素(冷凍凝固術)
軟性線維腫といった良性腫瘍の治療として効果的です。ほくろは取れません。冷凍凝固法を行なった当日から特に制限はなく洗っていただくこともできます。
3.CO2レーザー
炭酸ガスレーザーともいわれています。もりあがりのあるほくろや、できものイボなどに有効な治療法です。周囲の皮膚や深部組織にはダメージがないため、きずあとが最小限で済みます。切除する方法ではないため、再発する可能性もあります。保険適応ではありません。

よくある質問

どの様なほくろが悪性なのでしょうか?
左右非対称、境界が不明瞭、色むらがある、6mm以上の大きさ、形や色や大きさが変化している。いずれかに当てはまる様なほくろがあれば、受診されることをおすすめします。
切除とCO2レーザーではどちらの方が傷痕がきれいですか?
傷痕としてはどちらも残ります。
場所にもよりますが、大きい場合は切除を、小さい場合やたくさんある場合はCO2レーザーでとることをご提案しています。CO2レーザーは保険外診療のため希望があれば行います。
首のイボはまたできますか?
個人差にもよりますが、加齢による症状なため再発する可能性はあります。
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