かゆみ
かゆみ
かゆみは日常生活の中でよくある症状の一つです。その原因は皮膚の病気や体の病気、精神的な病気、内服薬の副作用などさまざまです。部分的に起こる場合もあれば全身に起こる場合もあります。
かゆみが強いと掻きむしってしまうことが多く、掻くと一時的にかゆみは治まりますが、皮膚の状態が悪化し、かゆみが強くなってしまうこともあります。病気が原因になっていることも多いことから、原因の特定はもちろんのこと、皮膚状態の悪化を防ぐためにも早めの受診、治療が勧められます。
かゆみは刺激を受けやすい部分に起こります。かゆみの原因の一つに乾燥があります。間違ったスキンケアや、年齢とともに皮脂分泌が低下することにより、バリア機能が低下します。バリア機能が低下するため、あらゆる刺激に弱くなることでかゆみが起こりやすくなってしまいます。特に洗顔、手洗い、入浴後には保湿を心がけ、健やかな肌作りを目指しましょう。
保湿剤、抗炎症作用のあるステロイド外用剤、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服などで治療を行います。肝機能障害や腎機能障害、糖尿病などの慢性疾患によるかゆみはその病気の治療が基本です。原因疾患の改善が得られない場合は、治療の効果が不十分なことも多いです。内服薬やアレルギーが原因によるかゆみは、原因となる薬、接触を避ける、食品の摂取を中止することで改善します。