種類と原因
足の形に合わない靴や底の硬い靴を履いたり、足の一部だけが圧迫されるような歩き方の習慣により、一定の部位に繰り返し刺激や加重が加わることによってできます。成人になるにつれて足の形がだんだん変形し、脂肪組織が薄くなるためクッションの役割を果たすはずの足底に刺激が加わることでなります。
また、脳卒中後の麻痺や、慢性関節リウマチなどの疾患を患っている方は、足が変形し一定の部位に体重がかかりやすくなります。末梢神経障害のある糖尿病の方は、重症化しやすいため注意が必要です。立ち仕事が多い職業についている方や、つま先の細いハイヒールを履く方や、偏平足の方にも出来やすくなります。
タコ・ウオノメが出来やすい部位
- 1.つまさきの場合
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- 小指の付け根付近:ハイヒールなどによる圧迫や先端の細い靴を履く方
- 指の関節:サイズが小さい靴での圧迫やサイズが大きい靴で抜けないよう踏ん張ると出来やすい
- 指と指の間:先端の細い靴やサイズの合わない靴を履く方
- 2.足うら周辺の場合
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- 小指の付け根付近:靴のかかと外側が減るような歩き方やO脚・がに股・外反母趾の方
- 中指の付け根付近:かかとの高い靴(ヒールダコ)を履く方
- 親指の付け根付近:かかとの高い靴(ヒールダコ)を履く方
- 親指の側面付近:歩行時に親指側へ重心を置く傾向の方やO脚・がに股・外反母趾の方
- 3.かかとの場合
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その他、手にできる「ペンだこ」など職業や生活習慣などによって、体のあちこちにできます。